通信インフラ設備の構築と保守を主事業とする協和エクシオ。エンジニアリングソリューション業界に女性の数はまだ少ないが、同社では2016年からダイバーシティマネジメント体制を整え、女性活躍支援を進めてきた。今後はグローバル事業推進やESG、SDGsの観点から、外国人、シニアやLGBTの採用や育成にも注力する。同社のダイバーシティ推進施策と人材戦略について、本年6月に社長に就任した舩橋哲也氏に話を聞いた。
(取材=大塚 葉:日経BP総研 HR人材開発センター長、文=西尾英子)

ダイバーシティの取り組みを社内外にアピール

――2016年にダイバーシティマネジメントに着手し、取り組みを進めてきました。最近の活動について教えてください。

舩橋社長(以下、敬称略):IR の観点で、ESGに対する関心が非常に高まっていると実感しています。特に海外投資家の方はそうした意識が強いですね。また、女性幹部育成や女性活躍に対して企業がどれくらいサポートをしているかもESGに含まれる要素で、まずはそれらをしっかりと進めていきます。

 今注力しているのが、ホームページのリニューアルです。我々のダイバーシティ推進活動が社内外にアピールしきれていないという厳しい指摘を頂いたので、活動や取り組みを広く知っていただけるように努めます。こうした情報発信は、社外だけでなく社内の若手社員にとっても、自分たちの会社を正しく理解する有効な手段になるはずです。ホームページを通じ、ダイバーシティ推進活動など、弊社の取り組みをタイムリーに情報発信していきます。

 2018年10月、西日本の同業3社(シーキューブ、西部電気工業、日本電通)と経営統合しました。総額約1,500億円の売上規模を持つ会社が参加し、SDGsやESGの活動も厚みを増しています。これらも含めトータルで会社の活動を整理し、投資家やステークホルダー、当社を希望する学生の方々に、切り口を変えながらアプローチしたいと思っています。この1年で、社内の雰囲気もずいぶん変わってきたなと感じます。

協和エクシオ代表取締役社長 舩橋哲也
1982年横浜国立大学大学院修了、日本電信電話公社(現NTT)入社。2010年NTTコミュニケーションズ取締役カスタマサービス部長、2014年同社副社長に就任。2018年協和エクシオ代表取締役副社長。2019年6月、現職に就任。(写真提供:協和エクシオ)