――最後に人事担当者としてのお考えやCHROの役割について聞かせてください。

木下:人事のミッションは組織と個人の成果を最大化することです。今、組織と個人の「Win- Win Max」を強調しています。事業戦略や成長戦略といった組織のWinと、パフォーマンスを上げ成長する個人のWinが、高いレベルでシンクロできる人事戦略を進めることが、人事担当者としてのやりがいだと思います。

 メルカリの組織課題は山積みですが、人事がいかに「Go Bold」になれるかが重要だと考えていて、メルカリだからこそできる大胆な人事制度や施策を実現していきたいです。

 また CHRO には、今まで以上に「チェンジマネジメント」が求められています。人事の打ち手はどちらかというと中長期の施策が多いです。そこで今後の事業の行く先を見て、「3~5年先にどのような組織になるべきで、それにはどのような人材が必要か」を考える逆算思考が必要になります。このようにして経営陣を含む周囲を巻き込んで、リーダーシップを発揮することが、これからの人事に求められていると実感しています。

大塚 葉(おおつか・よう) 日経BP 日経BP総研 HR人材開発センター長
大塚 葉 日経BP入社後、「日経PCビギナーズ」発行人兼編集長、日経ビジネスオンライン、日経WOMANプロデューサー、日経BPコンサルティングカスタム出版本部第二部長などを経て現職。著書に『攻める周年事業で会社を強くする!』(日経BP)、『社史・周年史が会社を変える!』(日経BPコンサルティング)、『やりたい仕事で豊かに暮らす法』(WAVE出版)、『ミリオネーゼのコミュニケーション術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。