企業セミナーの適切な所要時間は「1時間30分~2時間未満」

 企業セミナーで不快だったこととして、約3割の学生が「所要時間が長すぎる」を選びましたが(30.5%)、学生から見てどの程度の時間を適切だと思うかを尋ねてみました。

 30分単位で回答してもらったところ、最も多いのが「1時間30分~2時間未満」(44.9%)で、次いで「1時間~1時間30分未満」(25.5%)、「2時間以上」(18.7%)の順。多忙な時期なので、短時間の方が参加しやすいのかと思いきや、比較的長い時間を選んでいる印象です。

企業セミナーの適切な所要時間
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 短い期間で参加できるセミナー数は限られるため、厳選して参加する分、しっかり情報を得たいと考えているのでしょう。実際に「なるべく他では聞けない情報が聞きたい。そのため、時間は長くてもよいので、内容が盛りだくさんの説明会に参加したい」と話す学生もいました。

 また、「具体的な話が聞けると、自分がその会社で働くイメージがわくので、志望度が上がるだけでなく、志望動機が書きやすくなる」いう学生も少なくありません。「興味は持ったが、エントリーシート(ES)を埋めるにはさらなる企業研究が必要」というレベルであれば、忙しさのなかでESの提出をためらう学生が出てきてしまうかもしれません。せっかく自社に興味を持った学生を確実に本選考応募につなげるためにも、セミナー内容の充実を図ることが欠かせません。

調査概要
■「キャリタス就活2018 学生モニター調査」

調査対象:2018年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)
調査期間:4月調査/2017年4月1日~6日 7月調査/2017年7月1日~5日
回答者数:4月調査/1,368人 7月調査/1,238人

調査方法:インターネット調査法
サンプリング:キャリタス就活2018学生モニター
松本 あゆみ(まつもと あゆみ) 株式会社ディスコ キャリタスリサーチ 研究員
松本 あゆみ

ディスコ キャリタスリサーチでは、新卒採用マーケットを中心に就職・採用に関する調査・分析を実施。「キャリタス就活」の会員から「就職活動モニター」を組成し、学生の就職活動状況や内定率、志向などを定期的に調査するほか、新卒採用を行う企業を対象とした調査も実施、採用計画や充足率など採用活動状況などの分析を行っている。
筆者は、株式会社ディスコ入社後、採用アウトソーシング、就職情報サイトの学生向けプロモーション、採用コンサルティング部門などを経て、2015年より現職。

●株式会社ディスコ キャリタスリサーチのサイト
http://www.disc.co.jp/career_research/

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。