4.志望企業の絞り込みも進む
約9割が「エントリーをしようと決めている企業がある」

 2月時点で「エントリーをしようと決めている企業がある」という学生は全体の約9割(89.0%)に上りました。1月調査では83.1%であり、この1カ月で5.9ポイント増加しました。

 「3月になると、エントリーシートの提出や説明会で忙しくなると聞いているので、2月中には、エントリーする企業を絞り込みたい」と話す学生は少なくありません。

エントリーを決めている企業の有無

 具体的にエントリーを決めている企業の数は平均9.5社で、1月調査(9.7社)から微減し、前年同期調査(12.4社)との差は先月よりも開きました。

 インターンシップなど2月までの就活準備を通じて、志望企業の絞り込みが進んだ結果だと捉えると、3月以降の一人あたりのエントリー社数は、前年の学生よりも少ない水準にとどまる可能性が濃厚です。一人あたりのエントリー社数は年々減少しており、母集団形成に課題を抱える企業にとっては、前年以上に先行きが懸念されます。

エントリーを決めている企業の社数
調査概要
■「キャリタス就活2018 学生モニター調査」
調査対象:2019年3月に卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)
回答者数:1,146人(文系男子386人、文系女子306人、理系男子301人、理系女子153人)
調査方法:インターネット調査法
調査期間:4月調査/2017年4月1日~6日 7月調査/2017年7月1日~5日
サンプリング:キャリタス就活2019学生モニター(2016年卒以前は「日経就職ナビ・就職活動モニター」)
松本 あゆみ(まつもと あゆみ) 株式会社ディスコ キャリタスリサーチ 研究員
松本 あゆみ

ディスコ キャリタスリサーチでは、新卒採用マーケットを中心に就職・採用に関する調査・分析を実施。「キャリタス就活」の会員から「就職活動モニター」を組成し、学生の就職活動状況や内定率、志向などを定期的に調査するほか、新卒採用を行う企業を対象とした調査も実施、採用計画や充足率など採用活動状況などの分析を行っている。
筆者は、株式会社ディスコ入社後、採用アウトソーシング、就職情報サイトの学生向けプロモーション、採用コンサルティング部門などを経て、2015年より現職。

●株式会社ディスコ キャリタスリサーチのサイト
http://www.disc.co.jp/career_research/

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。