3月1日に2020年卒の採用広報が解禁され、採用戦線が本格化しました。当社が1月下旬から2月初頭にかけて実施した企業調査では、今年の採用見込みについて、前年(2019年入社予定者)よりも「増加」は約3割(28.0%)に対し、「減少」は7.9%でした。5年連続で「増加」が「減少」を20ポイント以上、上回る結果となりました。企業の採用見込みは、リーマン・ショック後の2011年卒採用を底に増加傾向が続いてきましたが、その傾向は今年も変わらず、学生に優位な売り手市場が続く見込みです。

 従業員規模別に見ると、いずれの規模も「増加」が「減少」を大幅に上回っており、規模を問わず採用意欲が高いことが分かります。特に、従業員1000人以上の大手企業において3割超(32.3%)で、採用意欲の高さが目立ちます。業界別でも、いずれも前年より「増加」が「減少」を上回っています。

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 このように長い売り手市場の影響で、2月までのいわゆる「プレ期」における企業広報やインターンシップは過熱していますが、それに伴い、採用活動自体を前倒しする企業も年々増加傾向にあります。

 2020年卒の採用活動は「3月採用広報解禁、6月選考解禁」の4年目。企業が具体的にどのようなスケジュールで進めようと考えているのか尋ね、前年実績と比較しました。

 まず、自社セミナー・説明会の開始は3月上旬が最も多く(33.4%)、3月中旬(24.3%)がこれに続きます。今年も採用広報解禁月の3月に集中していますが、一方で2月までに開始した企業も計24.1%に上ります。前年実績(計21.1%)よりも増加しており、早期に開始する企業が増えたことが分かります。

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