2018年3月1日に採用広報が解禁され、2019年卒業予定者の採用活動が本格化しています。そして、4月には2018年度新入社員の受け入れ、研修もあり、多忙を極めるご担当者も少なくないこととお察しいたします。

 近年は売り手市場が続いており、新卒採用に苦戦する企業が増えています。せっかく苦労して採用した以上は、定着して活躍してもらいたいものです。そこで、入社1年目の社員が、自分の仕事や職場にどの程度満足しているのかを、今年1月に調査しました。2017年度の就活モニターとして活動していた方を対象に、現在の勤務状況を調査。そのうち、新卒入社した企業に「現在も勤務している」と回答した人(全体の96.9%)を対象に、勤務先企業への満足度などを調査・分析しました。

勤務先企業へはおおむね満足 ただし「教育・研修制度」には不満も多い

 調査時点での勤務先企業への満足度を10%刻みで尋ねたところ、最も多かった回答は「80%」(32.4%)。満足度「80%」以上を選んだ人の合計は半数近くに上り(48.0%)、大半の人はおおむね満足していることが分かります。

 ただし、入社決定時の満足度と比較すると、平均で10ポイント近く低下しています(78.0%→69.2%)。

勤務先企業への満足度
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 勤務先への満足度を8つの項目に分けて尋ねました。最も満足度が高いのは「人間関係」で、「とても満足」「やや満足」を合わせて81.6%に上ります。「勤務地」「仕事内容」「社風」についても7割以上が「満足」と回答しています。

 「学ぶことが山のようにあって、自分の成長が追いつかないことにいら立ちを覚えることがあるが、成長をサポートしてくれる体制がとてもありがたい」「主体的に多岐にわたる仕事をさせてもらえているから、実際に自分の仕事が社会に影響を与えることが分かり、やりがいがある」「仕事に限らず、私事であっても相談がしやすいと感じている。また産休、育休を取得している先輩も多く、今後のライフプランが考えやすい」など、職場環境や仕事内容に恵まれているという意見が多く挙がりました。

項目別満足度
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 一方で、不満が最も多かったのは「教育・研修制度」で「とても不満」「やや不満」を合わせて3割強(35.6%)。具体的には「入社後の研修が短く、何も分からないまま現場に配属された」「OJTが場当たり的だ」「知識がないうちから仕事のボリュームが多い」など、成果を挙げるためにはもっと研修を充実させてほしいという声が多く寄せられました。