3月の採用広報解禁から約1カ月。2020年卒業予定者の採用活動が本格化しています。

 さらに、4月に入社した新人研修なども重なり、ご多忙のご担当者も多いのではないでしょうか。

 近年は売り手市場が続いており、新卒採用に苦戦を強いられる企業が大多数です。一方、転職市場も活発なため、若手社員の定着に頭を悩ます企業も少なくありません。そこで、若手社員が、自分の仕事や職場にどの程度満足しているのかを、今年1月に調査しました。「キャリタス就活」学生モニターとして活動していた入社1~3年目(2016~2019年卒)の方を対象に、現在の勤務状況を調査。そのうち、新卒入社した企業に「現在も勤務している」と回答した91.5%を対象に、勤務先企業への満足度や転職意向などを調査・分析しました。

 まず、現在の勤務先企業への満足度を尋ねたところ、最も多いのは「満足度80%」で、全体の3割近くが選びました(28.0%)。80%以上を合計すると、4割超(43.7%)で、比較的満足度は高いといえます。ただし、「満足度50%以下」という人も2割程度おり、満足度の平均は67.7%。在学時に入社を決めた時の満足度(78.6%)より10.9ポイント減少しました。

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 また、項目別にも満足度を尋ねました。満足度が高い項目は「人間関係」「勤務地」「有休取得」「仕事内容」。「人間関係や教育体制に恵まれ、全員でサポートしてくれる(入社1年目、以下同じ)」「他の企業に勤めている友人よりは、ワークライフバランスが保てていると感じるから(3年目)」「やりがいのある仕事に関わり、昇格・昇進、昇給と順調にキャリアを積んでいる(3年目)」といった声が寄せられました。

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 一方、「キャリアパス」「教育・研修制度」「残業時間」「給与・待遇」 の満足度は低めでした。「給与や待遇は悪くなく安定しているが、若手に裁量がなく、下積み期間が長いため、キャリア展望を描きにくい(3年目)」「教育制度がしっかりしていない。分からないことを質問しづらい社風(1年目)」「将来的なことを考えると、この忙しさで働き続けられるか不安(3年目)」など多岐にわたる不満・不安の声が上がりました。

 現時点での転職意向について尋ねました。「転職は考えていない」は約半数(49.7%)にとどまり、「転職活動中」「転職活動はしていないが検討中」が計5割に上ります(50.3%)。年次別に見ると、1年目では、「転職は考えていない」が6割近いのに対し(56.2%)、2年目、3年目ではそれぞれ4割強に減少しています。

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