2021年卒者の採用戦線は、新型コロナウイルスの感染拡大により、少なからぬ混乱が生じています。しかし、当社の学生調査では、4月1日の調査時点で内定を得ている学生は全体の34.7%。先月(3月1日)の15.9%から1カ月間で18.8 ポイント増と、急激な伸びを見せました。前年同期(26.4%)を8.3ポイント上回る高水準です。就職活動の停滞が懸念されていたものの、現状ではむしろ前年以上に速いペースで内定を獲得しています。内定を得た企業の7割近く(67.0%)がインターンシップに参加した企業で、イベント自粛要請で説明会の開催が制限されるなか、インターンシップなどでの早期接触学生の囲い込みが進んだと見られます。

 オンライン化を急速に進める企業も多く、直接的な接触を避けながらも、採用活動を進めている様子がうかがえます。3月下旬に実施した緊急企業調査では、WEBセミナーを「新型コロナウイルスの影響で新たに導入した」と回答した企業は3割を超えます(34.0%)。「もともと実施していた/実施予定だった」と合わせると半数以上の企業がWEBセミナーを導入しています。

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 学生調査を見ても、WEBセミナーの視聴は大幅に伸びています。4月1日時点で、視聴経験率は8割超(85.8%)。視聴した社数は、ライブ配信で平均6.7社、オンデマンド配信は4.8社と、例年にない社数となりました。

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