2019年卒採用戦線は、6月1日の選考解禁を目前に、緊張感が高まっています。

 学生の就職活動はどのように進んでいるのでしょうか。5月1日時点のキャリタス就活・学生モニターの就職活動状況について調査を行ったところ、選考解禁前にもかかわらず、内定率は4割を超える高い水準をマーク。採用意欲の高い企業を中心に、早期の囲い込みが進んでいる様子が明らかになりました。

選考解禁1カ月前で内定率4割でも8割強は活動継続

 就職活動スタートから2カ月が経過し、内定を得る学生は一気に増えました。5月1日現在の内定率は42.2%で、先月調査(18.8%)からの1カ月で23.4ポイント増加。前年同期(37.5%)に比べ4.7ポイント高い水準です。5月の内定率が4割台をマークするのは2015年卒者以来4年ぶりですが、当時は選考解禁が今より2カ月早い4月1日だったことを考えると、今年いかに速いペースで内定が出ているかが分かります。内定率は文系より理系で高く、男女とも5割に近い数字をマークしました(理系男子49.8%、理系女子47.2%)。

2018年5月1日の内定状況

 内定を得た学生からは、「想像していたよりも早く、行きたいと思える企業から内定が出た」「選考で落とされたことがなく、内定も順調にもらえている」と売り手市場ならではの余裕がうかがえる意見が多く寄せられました。

 内定率は4割を超えるものの、モニター学生全体を分母にとると、調査時点で就職先を決定して就職活動を終了した学生の割合は12.4%。就職先は未決定だが複数内定を保留している人など(1.8%)を合わせても1割台にとどまります(計14.2%)。残りの85.8%は活動を継続しており、内定の有無によらず多くの学生にとって山場はこれからだということが分かります。

学生モニター全体の活動状況