2021年卒業予定者の選考が正式に解禁されてから早1カ月。就職活動が山場を迎えています。当社の学生調査では、6月1日現在の内定率は6割を超えました(64.0%)。選考解禁月の内定率としては高い水準といえるものの、前年実績(71.1%)を大きく下回りました。近年、就職戦線は売り手市場を背景に早期化が加速。4月時点では、前年同期を8ポイントも上回るハイペースで進捗していました。しかし、緊急事態宣言が出された4月以降は、採用活動が停滞する企業が目立ち、内定出しのペースが鈍化。5月1日時点の内定率は前年同期比で微減にとどまっていましたが、この1カ月で前年との差は広がりました。

 調査時点で就職先を決定して就職活動を終了した人の割合は、モニター学生全体を分母にとると、32.2%。複数内定を保留しているなど未決定である人(3.0%)を合わせると終了者は35.2%となります。内定率の低下だけでなく、内定者における就職先決定者の割合も低下したことで、就活終了者の割合は前年(43.9%)より大きく減少しました。活動継続者は「内定あり」(28.7%)、「内定なし」(36.0%)を合わせて64.7%。内定の有無にかかわらず、多くの就活生にとってこの6月が大きな山場となったと考えられます。