6月1日の採用面接解禁から約1カ月が経過し、最大のヤマ場を越えた7月上旬時点の採用活動の状況を調査したところ、採用選考を「終了した」企業は全体の約3割(31.1%)。前年調査(26.4%)より4.7ポイント上昇しました。

 「3月採用広報解禁、6月選考解禁」の日程ルールは4年目となりましたが、内定出しの開始時期は4月下旬がピークとなるなど、企業の動きはさらに早まりました。その結果、終了のタイミングもやや前倒しとなっていると考えられます。しかし、同時期に実施した学生調査では、7月1日時点の内定率は8割超。その大半が就職先を決定して就職活動を終了していることと比較すると、企業の採用活動の終了率は、決して高いとは言えません。早期から精力的に活動したものの、思うように内定者を確保できなかった企業が多かったことがうかがえます。

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 自社への応募学生に対する満足度を、質と量(人数)の観点で尋ねました。まず、「選考への応募者」に対しては、「質・量ともに満足」という企業は全体の1割台にとどまり(15.7%)、「質・量ともに不満」が3割強に上っています(36.1%)。選考応募者数の減少に悩む企業は非常に多いですが、人数だけでなく質の面でも不満が目立ちます。

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 内定者になると満足度はやや上がりますが、「質・量ともに満足」は全体の23.7%と、4社に1社未満にとどまります。「質には満足だが、量に不満」が最も多く(37.5%)、量に対する不満が強く見られます。「量には満足だが、質に不満」は14.8%で、質への不満よりも量への不満が多いことから、選考基準を落とさずに採用数を確保した結果と考えられます。

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