一方、リクルーターの印象で、志望度を下げるケースも少なくありません。「上から目線で対応された」「連絡もなく30分遅刻してきた」「約束時間になって、日程を変更してほしいと連絡がきた」など、忙しい通常業務に加えての採用活動とはいえ、リクルーターとして不適切な言動も散見されました。

 ほかにも、「学生を入社させることが評価につながるのか、何がなんでも入社させようと必死なリクルーターがいて怖かった」「会社の良いところと悪いところを聞いても、良いところしか絶対話してくれず、何か隠しているように感じた」「他業界や他社の悪口ばかり言われて、一緒に働きたくないと思った」など、学生を入社させたい気持ちが強すぎて、逆に志望度を下げてしまったという話もあります。

 リクルーターを活用し採用活動を成功に導くには、協力社員に対して心構えや姿勢、目的などを事前にしっかり共有しておくこと、必要に応じてリクルータートレーニングをすることが重要といえるでしょう。

調査概要

調査対象:2019年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)
回答者数:1,067人(文系男子327人、文系女子309人、理系男子284人、理系女子147人)
調査方法:インターネット調査法
調査期間:2018年9月1日~6日
サンプリング:キャリタス就活2019学生モニター

松本 あゆみ(まつもと あゆみ) 株式会社ディスコ キャリタスリサーチ 研究員
松本 あゆみ

ディスコ キャリタスリサーチでは、新卒採用マーケットを中心に就職・採用に関する調査・分析を実施。「キャリタス就活」の会員から「就職活動モニター」を組成し、学生の就職活動状況や内定率、志向などを定期的に調査するほか、新卒採用を行う企業を対象とした調査も実施、採用計画や充足率など採用活動状況などの分析を行っている。
筆者は、株式会社ディスコ入社後、採用アウトソーシング、就職情報サイトの学生向けプロモーション、採用コンサルティング部門などを経て、2015年より現職。

●株式会社ディスコ キャリタスリサーチのサイト
http://www.disc.co.jp/career_research/

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。