就職先企業を決定し、就職活動を終えた2019年卒業予定の学生に、就職先企業で働きたいと具体的に思ったタイミングをたずねました。

 最も多かったのは「面接等の選考試験を重ねていく中で徐々に」で、約3割(28.2%)の学生が選びました。インターンシップ参加学生の増加などで、志望企業を絞り込むタイミングが早まる傾向にあります。それでも、面接などの選考過程で、社員とじっくり話をすることで、入社の意思を固めていく学生が最も多いのが実態です。

 近年、売り手市場が続いており、面接の場で、学生を「見極める」だけでなく、「惹きつける」ことに注力する企業が増えていることも、こうした結果に影響していると考えられます。

就職決定企業で働きたいと具体的に思ったタイミング
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 内定を得た企業各社について、インターンシップや説明会など初回接触から内定までの合計接触回数をたずねたところ、平均は4.0回。うち面接回数の平均は2.5回でした。前年より減少しており、内定までのステップを減らした企業の存在がうかがえます。

 回答者の属性別に見ると、文系よりも理系において平均回数が少ない傾向にあります。また、内定企業の業界別に見ると、合計接触回数・面接回数ともに最も多いのは「金融」で、多くのステップを経て内定を得ていることが分かります。反対に、面接回数が最も少ないのは「流通」でした。

内定までの接触回数
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 これらの接触回数について、多いと感じたか、少ないと感じたかを学生にたずね、それぞれの平均を出してみました。「多いと感じた」企業での合計接触は平均5.9回、面接は3.4回。「少ないと感じた」企業では、約半分の2.6回、1.8回にとどまりました。

 学生が「適切」だと感じる内定までの接触回数は平均4.0回、面接の回数は平均2.6回です。限られたこれらの機会を最大限利用し、志望度を上げていくことが求められます。

接触回数に対する感想
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