近年、採用活動において、従来とは異なる方法での学生へのアプローチや、採用活動の効率化などを目的に、新しいテクノロジーやツールを活用する企業が増えてきました。今回はその中でも動画選考・WEB面接についての調査データをご紹介します。

 新卒採用実施企業に動画選考を実施したかどうか、つまり自己PR動画の提出、録画面接、WEB面接の実施率を尋ねました。自己PR動画、録画面接の導入率はまだわずかですが、「今後実施したい/検討している」がいずれも1割台。「WEB面接」は、実施が1割超、検討中は3割近くに上ります(28.6%)。

※「自己PR動画」=1分程度で自己PRなどを録画し、提出するもの。
 「録画面接」=PCやスマートフォンで、あらかじめ設定された質問にオンデマンドで答えるもの。
 「WEB面接」=インターネット経由で実施するライブ面接。オンライン面接。双方向のもの。
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 動画選考・WEB面接を実施している企業に、導入目的を尋ねました。最も多いのは、「遠方の学生の応募や選考機会を増やすため」で9割を超えます(92.6%)。「交通費などのコスト削減のため」(58.9%)、「手軽に受験してもらうため」(41.1%)が続き、動画選考・WEB面接の導入により、学生・企業双方にとっての効率化や、応募者の増加を狙う企業が多いことが分かります。売り手市場が続く中、遠方の学生の応募を増やしたい企業や、選考辞退を防止したい企業などを中心に、導入企業の増加が見込まれます。

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 2020年卒の学生にも、自己PR動画、録画面接、WEB面接について経験したかどうかを尋ねました。「自己PR動画」の提出を求められたのは約3割(31.3%)で、実際に応じた学生は23.2%。「録画面接」は、求められた経験、受験した経験ともに1割台(それぞれ16.4%、13.6%)。「WEB面接」は2割前後でした(22.8%、19.7%)。

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