【振り返りと今後に向けて】

 この実務、継続、組織、成果の4つを目標に据え、効果を生む研修を企画することが今後ますます求められてくるであろう。読者諸氏が関わる研修企画について以下の6つの点から振り返り評価してみてはいかがだろう。対応できていない項目=NOが3つ以上あれば本稿を参考に研修企画の再検討を進めてはいかがだろうか。

□選抜研修は1回の集合研修のみではない継続的なイベントがある
□選抜研修には事前準備と事後フォローが組み込んでいる
□事前準備時には受講者の上長を関与させている
□受講者個別の実務への対応を行っている
□研修の終了時には学び、教訓、ノウハウの共有機会を設けている
□上記を外部の研修会社に求めている

 ビジネス環境面、国の人づくりの政策面を勘案しても企業が良質な研修を求めることは確かである。とすれば企業側の研修を企画する確かな目が求められる。筆者は今回の出稿にあたり、企業側の視点から記述したいという思いで取り組んできた。ぜひ、今後の企画の参考にしていただきたい。ご要望や質問を遠慮なく寄せていただきたい。

 読者諸氏にはこの半年間の本稿への訪問に心から感謝したい。

辻本 光邦(つじもと・みつくに) 株式会社インサイトパワーズ 代表取締役
辻本 光邦

 2010年12月、23年におよぶ企業研修講師と組織マネジメントの経験を踏まえ株式会社インサイトパワーズを設立。以来10社を超える大企業からの全社必須研修、次世代リーダー育成の選抜研修を継続的に受託し、顧客の人財育成政策に食い込んでいる。2013年商標登録した1on1®(ワンオンワン)個別支援サービスを精力的に展開し、受講者一人ひとりに対する徹底した実務支援に本気で取り組み、顕著な実績を上げている。
 東京外大卒。富士通での海外ビジネスのプロジェクトマネジメント経て、米国コンサルティング会社 ケプナー・トリゴー社で延べ累計で1万5千人の受講者、1200回以上のマネジメント研修を実施。約400名の企業内研修講師育成の経験も持つ。同社で日本支社長、パートナー、アジア大洋州ITビジネス総責任者としてマネジメントを経験。その後、顧客企業であった日本マイクロソフトでの執行役員エンタープライズサービス本部長を経て独立。趣味はトランペット。設立34年の俊友会管弦楽団の団長をつとめる。
●インサイトパワーズ
http://www.insightpowers.co.jp

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。