それに続いて清水社長も自身の経験を語る。

 「失敗は数限りなくありますが、私が実践してきた失敗の乗り越え方をお伝えしたいと思います」

 「1つ目は、失敗してもその問題から絶対に逃げずに対処をする。
2つ目は、周囲はその対処を見ているので、誰かが絶対に助けてくれる。3つ目は、対処が落ち着いた時になぜ失敗したのか、どうやれば失敗しなかったのか必ず反省すること。これを繰り返しながら成長してきたと思いますので、失敗を繰り返しながらどうぞ皆さんも成長をしてください」。

 最後は、「社長との対話」だ。清水社長が会場の150人の女性たちの質問に直接答えるというもの。会社のトップが登壇する社内のイベントや研修は数あるが、このように100人を越える女性管理職の質問に社長が答えるというのは珍しい。「働き方改革をどのように推進するか」「社長まで役職が上がる中、どのタイミングで一番意識が変わったか?」など参加者からの鋭い質問に対して、清水社長は真摯に対応し、情報交換会は熱気のうちに終了した。

「社長との対話」では、様々な質問に対して清水社長が回答した
麓 幸子(ふもと・さちこ) 日経BP社 日経BP総研フェロー
麓 幸子

1984年筑波大学卒業。同年日経BP社入社。88年日経ウーマンの創刊メンバーとなる。2006年日経ウーマン編集長。12年ビズライフ局長。日経ウーマン、日経ヘルスなど3媒体の発行人となる。14年日経BPヒット総合研究所長・執行役員。15年日経BP総合研究所副所長。17年日経BP総研マーケティング戦略研究所長。18年現職。2014年法政大学大学院経営学研究科修士課程修了。内閣府、林野庁、経団連・21世紀政策研究所研究委員などを歴任。筑波大学非常勤講師。一男一女の母。著書等に『女性活躍の教科書』『なぜ、あの会社は女性管理職が順調に増えているのか』(日経BP社)、『企業力を高める―女性の活躍推進と働き方改革』(共著、経団連出版)、『就活生の親が今、知っておくべきこと』(日本経済新聞出版社)などがある。

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。