仕事の標準化、自動化、システム化を進めることで、「考える時間」を増やしてほしいと思っています。創造的なことや、改善すべきことについて考える時間です。それによって、いろんな知恵やアイデアもわいてきます。「どうやったら5日連続で休めるか」という問題に対して、「うちの工場長は本当にやってくれるんだろうか」ではなく、「どうやったら可能になるのか」を自ら考える。現場と対話すると、そういうことを考え始めている人が出てきています。

――今の働き方改革では、時間の削減や場所の柔軟性などは進んでいるのですが、働きがいやエンゲージメントをどう生み出すかについて忘れられがちです。社長はそれを最も考えていらっしゃいますね。

寺田:働きがいと密接な関係にあるのは、個人のやる気やモチベーションであり、会社の長期ビジョンも働きがいの要素の1つです。今までのカゴメは何となく働きやすい会社で、従業員の会社愛も強いですが、そこに安住していたところがありました。働き方改革の出発点は、一度しかない人生をどう過ごすかという問いに一人ひとりが向き合うこと。その先に、より「会社に貢献したい」という意識を持てるよう、働きがいを強化していくことが今後の課題だと思っています。

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麓 幸子(ふもと・さちこ) 日経BP社 日経BP総研フェロー
麓 幸子

1984年筑波大学卒業。同年日経BP社入社。88年日経ウーマンの創刊メンバーとなる。2006年日経ウーマン編集長。12年ビズライフ局長。日経ウーマン、日経ヘルスなど3媒体の発行人となる。14年日経BPヒット総合研究所長・執行役員。15年日経BP総合研究所副所長。17年日経BP総研マーケティング戦略研究所長。18年現職。2014年法政大学大学院経営学研究科修士課程修了。内閣府、林野庁、経団連・21世紀政策研究所研究委員などを歴任。筑波大学非常勤講師。一男一女の母。著書等に『女性活躍の教科書』『なぜ、あの会社は女性管理職が順調に増えているのか』(日経BP社)、『企業力を高める―女性の活躍推進と働き方改革』(共著、経団連出版)、『就活生の親が今、知っておくべきこと』(日本経済新聞出版社)などがある。

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。