部門業績を明確に意識しているか

 第3番目の成果把握のポイントは部門業績を明確に意識し、部門業績を捉える仕組みが出来ているかということです。

 そもそも「成果(業績)」とは、組織であれ、個人であれ、「やるべきこと」が与えられており、これをどの程度果たしたかということになります。「やるべきこと」は会社全体を考えれば「経営目的」ということであるし、営業、管理、製造といった部門では「部門の目的」ということであるし、個人では「職責(期待される役割)」ということになります。「成果(業績)」とは、「やるべきこと」をどの程度果たしたかということになります。

 業績は最終的には個人業績に集約されますが、その前に部門業績をしっかり把握して個人業績に反映させることが大切です。管理職には部門業績責任者としての役割が期待され、一般社員には部門構成員として部門業績に貢献するという役割が期待されます。それぞれに期待される役割に応じて個人業績を把握するようにすればよいのです。

 このように考えれば部門業績を把握することの重要性は分かるのですが、部門業績を明確に意識して成果の把握を行っている企業はあまり多くないのが実態と思われます。