新人の同期の「場」が、新人の成長に深く関わっている

 先ほど、新人を育成するキーパーソンは「上司・先輩」、「新人研修の主催者」、「同期」の3者であると書きました。では「同期」について触れましょう。

 保険会社のD社は新卒の営業パーソンを毎年採用しています。新人を採用・育成する部署の悩みは、「辞めなくてもいい人が、一時期の営業の厳しさによって辞めてしまう」ことでした。そこで「もはや上からの指導だけでは限界だ。同期の連携を強化することによってドロップアウトを減らそう」という方針のもと、3回の新人フォローアップ研修が計画されました。プログラムは同期の「場」を活性化させるディスカッションスキルです。同期入社組を何でも相談できて助言し合うチームにする。新人同士が自らの力で問題解決できるようにする。同期との対話によって深い学習ができるようにする。この教育企画は現在順調に推移しています。