2)社内インストラクターに求められる能力の変化をつかめ

 (入)「クライアントである企業は研修予算を削減されて、『社内でできる研修は社内講師で実施せよ』という状況になっています。安田さんは、何ができれば、その人は研修インストラクターだと言えるとお考えでしょうか?」

 (安)「その質問はすごく本質的ですね」

 (入)「なぜですか?」

 (安)「『研修インストラクター』という役割に、これまで詳細な定義がなかったからです。『自分で名乗る』もしくは『教育会社のインストラクター養成講座に通学する』だけで、だれでもその瞬間から研修インストラクターになれるのです」

 (入)「だとすると、人材開発部門の担当者は、講師のアサインやスキルアップ、評価などにおいて、多くの悩みを抱えているのではないでしょうか・・・」

 (安)「その通りだと思います。私たちも最近、社内インストラクターを養成する立場の方から、次のような話をよく聞きます」

 そう言って、安田さんは次のような図を見せてくれました。

 (安)「こうした人材育成部門担当者の悩みを根本的に解決するためには、日本におけるインストラクター養成の全体像をつかむ必要があります」

 (入)「どういうことでしょうか?」

 (安)「社内インストラクターに求められる能力の質的変化をどのように考えるか、ということです」