管理職は、「自分が忙しいのは、自分が本来の仕事をしていることの何の証明にもならない」という事実に気づくべきです。管理職本来の仕事は、部門全体の業績を達成することと認識する必要があります。本来の仕事は、部門が向かうべきところを明示し、仕事を割り振り、仕事の段取りについて的確な指示を出し、部下を教育し、部下に仕事を任せる、などを的確に行うことです。このような行動がしっかりできて初めて、部門の目的が達成され、部門業績責任者としての役割を果たすことができるのです。

「部門活性化」推進者としての役割は?

 管理職の役割に、部門業績責任者としての役割があることは分かりやすいと思いますが、部門活性化推進者の役割というのは分かりづらいのではないでしょうか。

 まず、「部門活性化」について説明しましょう。一般的には「組織活性化」という言葉が使われています。それでは「組織活性化」とはどういう状態を意味するのでしょうか。私は「変化している」「やる気に満ち溢れている」「コミュニケーションが良い」の三つの状態になっていることが「組織が活性化している状態」ではないかと考えています。