2 .評価項目の選択

 「職務行動の選択」で評価の対象となる行動を絞り込みましたが、これをどの評価項目(評価要素)で評価するか判断する必要があります。これが「評価項目の選択」です。
 評価制度が会社によってまちまちであるので、「評価項目の選択」は、それぞれの評価制度の考え方によって判断することになります。

 「評価項目の選択」で気をつけることは次の二つです。

  1. ハロー効果に陥らないようにする
    「評価項目の選択」で、まず気をつけていただきたいのは「ハロー効果」に陥らないようにすることです。「ハロー効果」とは何か一つよいと全体が輝いて見える、何か一つでも悪いと悪くみえてしまうというエラーです。「ハロー効果」に陥らないようにするには、「一つの行動は原則として一つの評価項目(評価要素)で評価する」ことに留意する必要があります。
     ただし、ケースの中で職務行動の事実として挙げられているものは、複数の行動から成っているものもあるので注意しなければなりません。その場合は行動を基準にして評価したらよいと思います。

  2. 評価項目の定義をしっかり読み込む
    次に気をつけていただきたい点は、評価項目の定義をしっかり読み込んで、定義に従って評価することです。実際に評価してみると、定義があいまいであったり、他の評価項目と重複する内容であったりすることがあります。その場合は、評価項目の定義を再定義することが必要になることもあります。

3. 評価段階の選択

 評価項目が選択されたら、次に評価段階の選択に入ります。評価段階も評価制度によってまちまちなので、それぞれの評価制度の評価段階の定義に従って評価します。

 5段階で評価する会社が多いですが、期待水準を「5」とか「S」とするところと、「3」とか「B」にするところがあります。