相手と意識を共有する――共感

 人は、どんなときによく話すのでしょうか。それは、相手が自分の話を理解し、受け止めてくれていると感じたときです。相手にそう感じてもらうためには、相手の意見に関心を持ち、理解しようと努力し、相手の言ったことに対して自分も同じように感じる――「共感」をすることが必要です。

 共感のポイントは次の2つです。

  1. 相槌を上手に打つ
  2. 相手に合わせる

 話の途中で相槌を打つと、相手に「聞いているよ」というメッセージを伝えることができます。そうすると、相手は安心感を覚え、話を進めやすくなります。大きくうなずくだけでも効果がありますが、できれば話を聞きながら、「そうですね」「なるほど」「君の言っていること、わかります」と言ってみましょう。さらに効果が高まり、より核心に迫った話ができるようになります。常日ごろから訓練し、相槌のパターンをいくつか持っておくとよいでしょう。

 また、人の話を聞く際、相手に合わせることを「ペーシング」と呼びます。
 これには4つのパターンがあります。

  1. 言葉を合わせる
  2. 表情を合わせる
  3. ジェスチャーを合わせる
  4. 声のトーン・ボリュームを合わせる