企業は今、経営者、管理職、リーダーたちの右脳の活性化に力を入れるべきです。感じる力、気づく力、心を使う力に注目しなくてはなりません。心をうまく使える管理職、つまり人間力をうまく使える管理職に全員がなっていくようにしなくてはなりません。成果に直結するような技術や知識の研修も重要ですが、心を使うことを気づかせるような研修や機会をもっともっと取り入れていく必要があります。

 全員が気づくきっかけを作ってください。私は、人間力をうまく使えているリーダーが多い組織こそが、人を活かす組織であり、活性化、発展する組織になっていくと考えます。

 そして、人間力をうまく発揮しているリーダーに育てられた部下たちは、リーダーからその人間力の使い方を学んでいくこととなります。上司の人間力によって部下の自立が促進され、そこで生まれる上司と部下の信頼関係が組織にとっての求心力となります。

 そしてそれは組織への活性化とつながり、結果的に多くの成果をあげていくはずです。成果を上げるために何をするかではなく、活性化し、発展していく組織風土を作っていくことこそが、今、企業に求められていると言えるでしょう。

植田 寿乃(うえだ・ひさの) キャリアコンサルタント/ダイバーシティコンサルタント
植田 寿乃

 IT業界の人材育成を目的に有限会社キューを設立。その後、人材開発業界に転身。「モチベーション・リーダーシップ」「経営陣、管理職の人間力アップ」「女性と組織の活性化」「メンター育成」に取り組み、各種オリジナルカリキュラムを開発し、研修・講演を実施。著書に『「女性を活かす」会社の法則』『キャリアセレブになる36の秘訣』『30歳からの幸せなキャリアの見つけ方』など。

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。