チームや組織で「4つの質問」を活用するメリットをまとめると、次のとおりです。

  1. 周りのメンバーがどのようなことを考えて仕事に取り組んでいるか、明確になる
  2. 一方通行の情報だけでなく、それぞれが情報を発信することで、情報が循環し、情報の共有化が進む
  3. 日々のコミュニケーションが活発になり、職場の雰囲気が良くなる
  4. 成功事例・失敗事例が共有化されることで、組織力が強化される
  5. 記録に残すことで、1年前・半年前と比較して、現在の組織の成長度合いを確認することができる

 チームや組織で「4つの質問」を活用するうえで、リーダーに気をつけてほしいことがあります。それは、メンバーが書いてきたことに対して、必ず何かコメントするということです。口頭でもメールでも構いません。せっかくいろいろと記入しても、何も反応がないと、やる気が失せてしまうものです。

 「この仕事、がんばっているね」「この点を注意してほしい」など、何かしら述べることで、自分は気にかけてもらっている、がんばろうという気になるのです。

 この「4つの質問」についてもっと詳しく知りたいという人は、拙著『強いチームの報・連・相』(中経出版)をご覧になってください。

 今回は、「一致協力する組織」を作るための第3ステップの第2段階として、組織のゴールを達成するためにとても重要な「情報共有」についてお話ししました。

 これまでに、6回に分けて「一致協力する組織の作り方」について3つのステップに沿って解説しました。3つのステップをおさらいすると、次のとおりです。

 Step 1 組織を率いるリーダーが自己変革する
 Step 2 働きやすい職場をつくる
 Step 3 一致協力して目標を達成し、成果を残す

 このステップに沿って進んでいくことで、一致協力して結果を残す組織に変わっていくと確信しています。

細川 馨(ほそかわ・かおる) ビジネスコーチ株式会社 代表取締役
細川 馨

 外資系生命保険会社に入社し、支社長、支社開発室長などを経て、2003年にプロコーチとして独立。
 2005年にビジネスコーチを設立。エグゼクティブコーチ育成のスクールを主宰。著書に『あなたの成果が爆発的に飛躍するできる仲間の集め方』(日経BP社)、『上司は社員と飯を食え』(日経BP社)、『「右腕」を育てる実践コーチング』(日本経済新聞出版社)など。

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。