放置しない、切り捨てない、気づけば変わる!

 つまり、女性内意識格差の中で、高い人にばかり目を向けるのではなく、低い人たちを放置しない、切り捨てないことがポイントです。モチベーションやキャリア意識の低い人たちを、どうしようもないと放置してしまうのは間違いです。放置して、自然に退職するのを待とうと考えても、辞める人は少ないでしょう。「お給料をいただけるなら、このままでずっと構いません」と長く塩漬け状態にされていた結果、そこに安住する人も増えてしまっているのです。そして、モチベーションが低迷した状態で安住している人たちは、周りの人たちを巻き込んでいきます。つまり、下のほうに下げていく空気をかもし出してしまいます。そして、そんな姿を目撃した20代の若い世代の女性たちのやる気をあっという間に吸い取ってしまうのです。だから放置はできません。

 では、どうするればいいのか?女性は男性よりも柔軟性、変化適応能力が高いのです。つまり「気づけば変わる」のです。私はここ5年、20代~50代の女性に対して、自分のキャリアを見つめ、未来の働き方・生き方を意識してもらうような研修や講演を数多くこなしてきました。そして、私の出会った女性は、皆、気づいて変わりました。だから、組織の女性が気づくきっかけを作ってください。それには、研修がいいのか、セミナーがいいのか、何が一番いいのかとよく質問をされますが、私は5つのポイントを上げています。

 まずは、継続的、複合的な取り組みが重要であるということです。有名な講師を招いて大きな講演を企画しても、女性社員全員に気づいてもらうというのは不可能です。一人ひとりで気づく瞬間というのは違うものなです。だからこそ、講演やセミナーなどを繰り返して、いろいろな気づく瞬間を用意することが重要です。