細川馨
ビジネスコーチ(株) 代表取締役

 ビジネスコーチングの研修やセミナーでお会いするリーダーの方々の口から、最近よく出てくるフレーズがあります。それは、「新入社員が何を考えているのか分からない」あるいは「若手社員をどう育てればいいのか分からない」というものです。心優しく、傷つけたり傷つけられたりするのが苦手といった特徴を持つ男性たちを指した「草食男子」なる言葉が流行する中で、彼らのような存在を理解できないリーダーの方々も多くいるようです。

 一方で、仕事に対する考え方のジェネレーションギャップが問題となっているケースもあります。企業には高度成長期を支えた団塊世代やそれに近い世代、バブル期に入社した世代、バブル崩壊後の氷河期に入社した世代が混在しています。しかし、世代ごとに仕事とプライベートのとらえ方、人とのかかわり方などが違うため、チームで成果を上げようとしたときに大きな問題を引き起こしてしまうことがあるのです。

 今回から6回に分けて、現代の若者をどのように育てたらいいのかについて解説していきたいと思います。今回は第1回目として、現代の若者が持つ傾向と育ってきた環境についてお話ししたいと思います。