4つのタイプに応じた仕事の進め方を知る

以前4つのタイプに応じたコミュニケーション方法についてお話しをしました。

 人は自己主張レベルと感情表現レベルによって、次の4つに分類されます。

  ○理論派
  ○現実派
  ○友好派
  ○社交派

 部下がどのタイプなのかを見極め、対応を変えると、スムーズなコミュニケーションがとれます。

 一概には言えませんが、厳しい親に育てられると理論派になりやすい傾向があると私は感じています。怒られないよう、失敗に対して恐れる傾向が強まり、慎重になるからです。また、親から人に迷惑をかけず人を大切にするように言われて育っている場合は、友好派になりやすいかもしれません。いずれにせよ、親との関係がタイプに大きく影響していると言えます。

 仕事の進め方についても、この4つのタイプを意識して取り組ませると、効果が上がりやすくなります。部下がどのようなタイプかを見極めた上で、それぞれのタイプ別にどのようなことを好み、どのように仕事を進めていったらよいか、お話ししたいと思います。

理論派

 理論派の人は、最小限のリスクで納得のいく成果を出したいと考えており、次のような仕事の進め方の特徴があります。

  • 仕事を始める前にスケジューリングをする
  • 目的やアウトプットのイメージをはっきりさせ、資料を揃えてから仕事にとりかかる
  • リスクの最も低い方法を検討する
  • 自分の納得のいく成果が出るまでやり続ける
  • 何かを判断するとき正確性を重視する

 このような理論派の人には、仕事を任せる前に目的を説明してどのような手順で進めるのかスケジュールを示して成果を出すように叱咤激励しましょう。そして、成果が出たときにはしっかりと評価してあげるといいでしょう。

現実派

 現実派の人は、最短で最大の成果を出したいと考えています。仕事の進め方の特徴は次の通りです。

  • 仕事を始める前に最も効率良く進めるための方法を探る
  • 大型案件から着手する
  • やっても無駄になる可能性があること、自分にできそうなことは自らは手を出さず、周囲に指示したり任せたりする
  • 目標を達成するまで行動し続ける
  • 成果を出すまであらゆる手を尽くす

 このような現実派の人には、ある仕事を任せる際にどのように進めたら一番効率的に進むと思うかと質問して考えさせ、ある程度任せながら、進捗状況を確認してあげるとよいでしょう。