植田寿乃
キャリアコンサルタント/ダイバーシティコンサルタント

「支店の中で、女性総合職は私一人です。周りにロールモデルなんていない。頑張れと言われてもどう頑張っていったらいいかわかりません」
「男性達と全く同じように働くことを求められます。しかも、女性としての気配りも必要だと言われます。全部なんてできません」
「周りに仕事のこと以外で相談できる人がいません」
「一般職の女性からは、総合職なんだから私達とは違うと敬遠されます。溝ができてしまっています」

 先月、四国のある金融機関で、総合職女性を対象にした「女性リーダー1日研修」をやってきました。今後のキャリアを見つめ、モチベーションをアップさせるのが目的です。冒頭のコメントは、そこでの受講生達の悩み共有の場での声です。

 受講22名は20代から50代、入社したての人から支店長クラスまでです。700名を超える職員数のうち半分以上が女性とのことですが、その大半が一般職で、総合職女性はこの22名のみとのことでした。というも、総合職の採用枠が、男性30~35名採用に対して女性が1~3名という数だからです。この女性比率の低さは、今の時代においてはいささか遅れているなという感があります。しかし、同じような状況の企業は多いはずです。このような状況の中での総合職女性たちの悩みというのは以外に置き去りにされています。