しかし、最近の現場インタビューでは少し様子が異なります。

  • ITメーカーの営業課長Cさん
    「最近は、お客様の組織内でも多くの人が関係していますし、こちら(自社)も提案に関わる人が多い。ですから営業は、どんな提案をするかという基本的なことに加えて、関係者をまとめるという課題が出てきていて、これに苦労している。立ち回りも含めて、これまで以上に上手くこなせる人材が成果を出しているように思えますね」
  • システムインタグレーターのプロジェクトリーダーDさん
    「お客様の求めるシステムの特性上しょうがないんですが、扱う製品と言うかテクノロジーの幅が広くなりすぎて・・・。全部をプロマネである自分が知っている--こんなことは不可能になってきました。昔みたいに自分が知っている領域内で終始していれば、『どんな問題が起こるか』の予測はついたのですが、今は各領域を専門としているメンバーに聞かないと分からないんです。まあ、正直聞いても分からないこともありますけど、少なくともメンバー同士が話し合ってくれれば楽なんですけどね、任せられない自分にも問題があるのかな」
  •  ひと昔前より複雑になっているように思えませんか。

     例えば皆さんなら、上記の営業課長とプロジェクトリーダーの話を聞いたときに、どんな解決策の仮説が思い浮かびましたか。これはICT業界における典型的な現場課題だと思いますので、皆さんの会社の人材開発部内でもディスカッションしてみてはいかがでしょうか。

     最近の2人のコメント、表面上は複雑かつ異なることを言っているように思えますが、私には実は同じ状況が原因になっていると映ります。そして、その原因こそが今後の人材開発を企画する際の一番大事な情報になるのです。

     ではその原因とは何か?