しかし、実際の4月1日以降の新人研修期間では、下図のように(1)と(4)に時間とお金が掛けられている企業が多いと思います。

 個人的には図4のプロセスを見直すべきだと考えています。なぜなら、これはここ数年の新人研修講師として登壇した感覚値から察するに、約90%の新人がICT=(クライアント)PCだと思って4月1日を迎えています。つまり、企業の中でのICTシステムの全体像を捉える機会のないまま、技術研修を受講しているのです。

 大学でサーバをいじっていましたとか、ネットワークを組んだことがありますという新人なら、いきなり技術研修でも問題ないと思います。しかし多くの新人は、技術研修をスムーズに学習する「受容体」を持っていません。そこで(2)と(3)をかませて、ICT業界の歴史や構造、その中での自社ビジネスの領域などの全体像を頭に入れてから技術研修を実施していくことが重要だと考えます。その方が技術研修の吸収もスムーズになるでしょう。

 ただ、これも一例です。すべては自社の出口戦略、つまりゴールの定義によります。繰り返しになりますが、現場ヒアリングから出口をきちっと定義して、逆算して、内定者期間に何が必要で、内定者研修をどのように見直していくかをまず自社内で議論することです。そうすれば、「自社なりの内定者研修のカタチ」が見えてくるはずです。

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