ではファシリテーション3.0の領域はどのようにして学習して身につけていけばよいのでしょうか。

 橋本氏は、ファシリテーション3.0も土台となるファシリテーション1.0と2.0が無ければ身につけられないという前提で次のように説明しています。「ファシリテーション1.0や2.0は従来型のトレーニングや実践の中で身につけることが可能です。しかし。ファシリテーション3.0は一朝一夕に身に付けられるものではなく、多くの実践の中で自分の特性や内省を繰り返しながら学ぶしかありません。3.0を身につけるには常に、『プロジェクトに関わるステークホルダーのばらばらな利害関係を解きほぐしたとき、共通点や共感的に合意できる点はあるのだろうか?その対話をどのように取り持つか?』という意識を持って行動していくことが重要です」。

 橋本氏は最後に、「何度も申し上げますが、3.0の土台は2.0であり、2.0の土台は1.0です。つまり、1.0がすべてのスタートになります。1.0を単に会議術と捉えるのではなく、本質的な意味のファシリテーションを鍛える最良の練習場であるし、それを意識して鍛えることで2.0、3.0につながっていきます」と締めくくりました。

 以上合計6回にわたってICT業界の人材開発に関して解説させて頂きました。少しでも皆様の人材開発施策の企画に役立てば幸いです。


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