以前、男性は「変わる」のが苦手という話を書きました。貫くのは得意だけど、変わることにある意味、恐怖を感じたりします。それは今までの自分を否定することのように思えるからです。だからこそ、男性は「やらなくてはダメだ!」と自分に言い聞かせた上で、変わろうとします。自分の気持ちを強引に納得させて、自分を変えていくようなイメージです。もちろん気づいてすぐに変わる男性がいないわけではありません。

 しかしながら、私の周りにビジネスパーソン達を見ていると、女性と組織の活性化研究会の参加メンバーの女性達は、どんどん変化していきます。しかも変化するだけでなく、成長していくのを感じます。1年で別人みたいに逞しく、素敵に変わった人達を何人も見ています。残念ながら男性の方々の印象は、あまり変わりません。
 
 「いい大学に入らないと、いい会社に入れない」――昔むかしの教育ママの言葉ですが、「やらされ感」の中で勉強したとしても、知識は身につきません。「やりたい感」からだったらすべてのことが自分の中に蓄積されていくでしょう。子供のころのあの感覚は、今も同じはずです。男性と女性の心のスイッチの違い、そして男女ともに「やりたい感」を高めさせてこそ研修や講演を受けての気付き、そしてその後の変化へとつながります。

 ダイバーシティ推進や、女性活躍推進に関連する講演や研修を、無理やり全員参加の必修にしたり、階層別研修をやるごとく選抜強制参加方式でやっていませんか?参加者が自主的に受けたい研修や講演を企画していますか?手あげ方式にして、満員御礼になっていますか?

◎植田寿乃 ダイバーシティ関連セミナー情報

◆2010年9月2日(木) 3日(金)
  ダイバ―シティ推進プログラムVol.17
  『女性リーダーエンカレッジ研修 (合宿型)』
  ~活き活きとしたロールモデルをめざして~

  [日本生産性本部主催] 
  女性管理職&女性リーダー、候補の方々を応援元気にするセミナー
  http://seminar.jpc-net.jp/detail/lrw/seminar005267.html

◆2010年10月21日(木)
『部下を育て活かすリーダーのためのカウンセリングとコーチング』 (大阪)
  ~部下の「自立」と相互の「信頼」に向けた
        コミュニケーションの取り方を体感する!~

  [日本経営協会 関西本部主催] 
 経営者、管理職、中堅社員は必修コース!
  http://www.noma.or.jp/PDF/20013575.pdf

植田 寿乃(うえだ・ひさの) キャリアコンサルタント/ダイバーシティコンサルタント
植田 寿乃

 IT業界の人材育成を目的に有限会社キューを設立。その後、人材開発業界に転身。「モチベーション・リーダーシップ」「経営陣、管理職の人間力アップ」「女性と組織の活性化」「メンター育成」に取り組み、各種オリジナルカリキュラムを開発し、研修・講演を実施。著書に『「女性を活かす」会社の法則』『キャリアセレブになる36の秘訣』『30歳からの幸せなキャリアの見つけ方』など。

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。