一方、後者(2)のパターンのように悲観的な自分を感じたら…。それは、今はとても心が疲れている状態であることを理解しましょう。

 そんな時に頑張り続けても本来もっている力を決して発揮することはできません。悲観的な思いは、さらに自己嫌悪を増強させ、絶望的になるといった負のスパイラルへ陥ります。

悲観的なパターンに陥った時の心のマネジメント

 そんな時、是非、次のメッセージを覚えておいてほしいのです。

「多く人の苦しさとは、降りかかった嫌な出来事そのものに対して苦しいのではなく、その出来事を通して、自らの心に生じる感情に苦しんでいるのです」

 例えば、仕事で失敗を振り返してしまった時、その失敗そのものに苦しんでいるのではなく、失敗を通して生じている様々な思いや気持ちに苦しんでいるのです。「自分はダメな人間なんだ」「きっと評価されないに決まっている」「この先も何をやっても駄目だろう」…などと思っているのです。

 こうした思いや気持ちが、自らを苦しめるばかりではなく、自信をも失ってしまうため、本来もっているであろう力さえ発揮されていない状態へと陥ります。

 そんな時は何も考えず、まずはゆっくりと睡眠をとることをお勧めします。十分に睡眠をとり、身体を休めることで、気分は変わります。気分が変われば感じ方やとらえ方も良い方向へと変わっていきます。意欲・集中力はそこから生まれ、必ず、より良いサイクルへと導かれます。

 仕事をしていく上で、今後も様々な出来事が生じ、自己嫌悪に陥ることもあるかと思います。しかし、決して恐れることはありません。人は様々な経験に基づき学習され、成長していくことができる生き物だからです。

 心のコントロールを上手にすることで、自己嫌悪は、今以上の自分をつくりだすためのエネルギー源となっていくことでしょう。