今回のポイント

 今回、元谷さんは鶴亀魔法瓶の人材開発部に配属され、その大まかな仕事について説明を受けました。各企業によって、人材開発部に求められる役割、機能は異なりますが、鶴亀魔法瓶の人材開発部においては、大きく分けて次の4つの領域の役割、機能を期待されているようです。

【人材開発アーキテクチャーの領域】
会社のビジネス戦略遂行のための人材像を描いた上で、人材育成のカリキュラムを構築・更新していくこと
【プロジェクトマネジメントの領域】
(単発の研修ではなく)必要な人材像の育成までを数カ月~1年ほどのプロジェクトとして、受講者のみならず、ベンダーや現場を巻き込んでマネジメントしていくこと
【リソースマネジメントの領域】
人材育成のために(自部門以外の)多くの社内外のリソース(講師や教育ベンダーなど)をマネジメントしていくこと
【インプリメンテーションの領域】
研修プログラムの実施・運営のために、部門内のメンバーが、研修環境の手配や教材の開発、講師としての運営を行うこと

 この連載では、この4つの領域で4つの領域で人材開発部に求められる具体的行動(コンピテンシー)を、元谷さんの視点から明らかにしていきます。

 さて、元谷さんはこれから、人材開発部のメンバーの一員として上記の役割、機能をはたす仕事を行っていくわけです。まずは研修のお手伝いから始めて、人材を育成していくとはどんなことなのか、そのために重要なポイントは何なのかを、新人ならではのフレッシュな視点を武器に、時に壁にもぶつかりながら、実践を通して学んでいくことでしょう。

 来月には、鶴亀魔法瓶で行われているニューリーダー研修のお手伝いから元谷さんの仕事がスタートします。つまり、元谷さんは【インプリメンテーションの領域】の一部を担うことになるわけです。「研修は講師だけで行うんじゃない」という永塚先輩の言葉の意味も明らかに…。お楽しみに!