今回のポイント

 今月から、いよいよ元谷さんの人材開発部での実務が始まりました。今月のメインの仕事は既存のコースの運営のお手伝い、ということですから、人材開発部として求められる4つの領域の一つ、「インプリメンテーション」の領域における設備マネジメント・運営サポートの仕事です。

【インプリメンテーション】
研修プログラムの実施・運営のために、部門内のメンバーが、研修環境の手配や教材の開発、講師としての運営を行うこと。(※この領域は、インストラクション・ファシリテーション、コースデザイン・開発・制作、設備マネジメント・運営サポートの3つの項目に分かれています)

 元谷さんは永塚さんの仕事ぶりから、特にその中でも「設備マネジメント・運営サポート」において、人材開発部のメンバーが、何をどのくらいのレベルで求められているのかを学んだようですね。

 まず、設備、教材の予約、手配という面では、永塚さんが必要なもののリストを作っていました。しかも、基本となるリストに対し、毎回更新作業を欠かさず行っているようです。これにより、抜け漏れのない準備を効率的にできるばかりでなく、他人に任せたり、引き継いだりすることもスムーズになります。【設備、教材を予約・手配する】

 また、永塚さんは研修が始まる前の、受講者やその上司への案内も重要視しているようです。特に、今回は「ニューリーダー研修」という会社にとっても力を入れていこうとするものでした。そのため、受講者の案内に先立って、その上司に向けたオリエンテーションをテレビ会議で行い、上司から事前課題を受講者に伝えてもらうという、現場を巻き込んだ工夫をしていました。こういった現場の巻き込みは、受講者のやる気とモチベーションを奮い立たせるために効果的です。【受講者・上司へ案内する】

 そして、研修当日も講師が進めやすくするだけでなく、何と言っても受講者が最も学びに集中できるよう、様々な環境に気を配り、先回りしてサポートをしていました。【コース運営をサポートする】

 永塚さんが「研修は講師だけで行うんじゃない」と言ったその意味は、研修は上記のような人材開発部メンバーの働きがあってこそ、真に成果につながるものになる、ということだったのですね。

 さて、次回は、元谷さんが担当見習いということで、講師の先生と連携をとり、受講者の学びをサポートする、という役割を任されます。元谷さんは、永塚さんのようにうまくこなしていけるでしょうか? お楽しみに!