(1)発想の転換
「面白発想」と「まじめ発想」とを適時適切に切り替える、転換することです

 「面白発想」とは、五感や直感で「感じる」、はっと「気づく」、自由に軽快にイメージする、遊び感覚でアイデアをたくさん出す発散型の発想です。「面白発想」も行き過ぎると、勝手気まま、軽薄なマイナスイメージが付きまといます。

 「まじめ発想」とは、じっくりと筋道(論理)を立てて「考える」、自分流のやり方を「学ぶ」、原因や要素を分析して対策を練る収束型の発想です。「まじめ発想」も行き過ぎると、重苦しくなり行き詰まります。息苦しい「くそまじめ」、融通のきかない「頑固おやじ」と言われかねません。しかし、ベースはあくまで「まじめ発想」です。「まじめ」の本質は、真摯(誠実、真剣、謙虚)で勤勉(努力)であることです。この「まじめさ」がないと相手に信用、信頼されないからです。

 いずれにせよ「過ぎたるは及ばざるが如し」です。やりすぎるとろくなことがありません。何事も「ほどほど」がいいのです。「ほどほど」とは本来、中庸をとる、両極端を避けバランスをとることです。「面白」と「まじめ」の両発想のほどほどのバランス感覚は、「面白まじめリーダー」にとって欠かせない要件です。

(2)「空気」を読む
「面白まじめ」を自由自在に操るには、その場や相手の「空気」を読むことです。そして対処の仕方(モード)を変えることです。

 空気を読むのは、主に「感じる力」です。感じるのは、前ページの「面白発想」です。例えば、その場や相手がまじめな「空気」ならば、「まじめモード」でスタートする。和んできたら「面白モード」に切り替える。あるいは、まじめすぎて重苦しい「空気」ならば、休憩を入れてひと休み置く、わざとユーモアの一石を投じて「面白モード」に戻すなどです。まじめなことを面白くするのが「面白まじめ」です。

 逆に「面白モード」になりすぎて、いつまでも議論が発散したり、ふざけや軽薄になりかけてきたら、バシッとまじめな言動を一発かませて、「まじめモード」に戻す。面白いことをまじめにするのも「面白まじめ」です。

(3)メリハリをつける
メリハリとは「減り張り」、つまり、緩むことと張ることです。物事の強弱・伸縮などをはっきりさせることです。緩みっぱなしでは仕事はできませんし、緊張しっぱなしでも仕事は長く続きません

 「面白い」とは、わくわくドキドキ(exciting)することです。しかし、いつもわくわくドキドキ(exciting)していたら疲れてしまいます。「まじめ」とは真摯で勤勉なことです。軽快な「面白い」と比べて、「まじめ」は一途で重厚な感じがします。その状態を長く続けると重苦しくなってきて結局長続きしません。

 要は、脱ワンパターン=ワンパターン化しないことです。ワンパターンをダラダラ続けることはそもそも面白くないのです。変化や創造、飛躍がないからです。時と場合によってメリハリをつける、onとoffのスイッチ(モード)を切り替えることです。