今回のポイント

 どんなに用意を周到にしても、思わぬところに落とし穴があるものです。順調に進んでいるかのように思われたニューリーダー研修ですが、元谷さんの受講生へのヒアリングによって、うまく進んでいない原因を分析でき、すばやく対策を打つことでリカバリーできました。これは、人材開発部として求められる4つの領域の一つ、「プロジェクトマネジメント」の領域におけるプロジェクトの進捗管理・変更管理・知見の共有の仕事です。

【プロジェクトマネジメント】
 人材開発の各プロジェクトにおいて、目標設定、実行管理、レビューを適切に行ない、目的に沿った人材開発をマネジメントしていく領域。(※この領域は、プロジェクト目標の合意・共有、プロジェクトデザイン(計画)、進捗管理・変更管理・知見の共有に分かれています)

 何事も、すべて予定通りうまくいくわけではありません。したがって、いかに早く「想定外の出来事」の徴候をつかみ、事実を収集し、原因分析へと進め、適切な対策を打っていけるかがプロジェクトマネジメントにおいて重要なポイントになってきます。このような「プロジェクトの進捗管理・変更管理・知見の共有」は人材開発のメンバーにも求められるものです。

 まず、元谷さんと永塚先輩は研修後のアンケートやその後の現場での取り組みについて、しっかりと確認を取ることで、事前にイメージしていたレベルに達していないことをいち早く見つけました。また、単に文書上の情報だけでなく、ヒアリングで受講者の声を集めることで、情報の精度を高める行動も選択しました。【進捗管理をする】

 そして、担当講師の今川先生の所感も確認した上で、原因分析し、受講者のモチベーションに影響を与える「小谷専務からのメッセージ」がうまく機能していないのではないかと考え、急遽、小谷専務に時間をもう一度とってもらい、話をしていただく段取りをしました。【変更管理をする】

 さらに、そのことについて文書にまとめ、また部内のミーティングでも情報発信して、知見をきっちり残しておくところまでを行いました。3期のファイルは、1期・2期よりもさらにぶ厚くなりそうですね。【レビュー・知見を残し共有する】

 今回は、現場のヒアリングで先輩をうまくサポートできたかなと思った元谷さんでしたが、来月はいよいよ新規の人材開発プロジェクトの企画です。小谷専務の突然の乱入(?)によってふってわいたマーケティング研修。うまく立ち上げまでこぎつけることができるでしょうか。お楽しみに!