よい仮説を作るためのポイント

 では、どう仮説をたてればいいのか。以下に、良い仮説を作るための5つのポイントを紹介します。

・新規性、独自性のある仮説であること
 一般的な観察事項から用意に導ける仮説だと、競争相手も簡単に気づいてしまいます。「洞察のSo What?」を働かせましょう

・目の前のデータに飛びついたり、今知っていること、分かっていることだけで仮説を立てないこと
 目の前の情報だけに考えが流されてしまい、結果として筋の良い仮説にはならない可能性が高くなります。必要な情報をMECEに網羅できているか、何度も確認しましょう。

・具体的なアクションにつながり、最終的に定量化可能な仮説にすること
 「価格を下げれば売れる」では具体的なアクションには結びつきません。○ドル下げれば△個多く売れるだろう、という仮説にすることで、次のアクションにつなげやすくなります。

・立証したときに、行動への意味合い、影響があり、実際に活用できる仮説にすること
 つまり、「So What?」が見えない仮説を作らないようにする、ということです。例えば、「男性は女性よりも倹約家だ」という仮説を立てても、「だから何?」という仮説になってしまいます。「男性は現在使用しているモノが壊れるまで新しい商品を購入しない」とすれば、「そのモノのライフサイクルは何年か?」「そのライフサイクルを変えられるか?」「使用頻度は?」「修理市場に参入できるか?」など、次に明確化すべき課題や取るべき行動が見えてきます。

・常識を疑ってみること
 精度の高い仮説を立てるには、幅広い分野での見識があるほうが有利です。しかし、一通り常識を知った上で、あえて常識を疑ってみることも重要です。