さらに成長するための新たな施策も取り入れている。1つは2011年より導入したターゲットクライアント/CP(クライアント・パートナー)制度である。リレーションやクライアントプランの構築など、お客様ごとのCRMプロセスに責任を持つパートナーをアサインし、あらゆる課題に対応できる体制を整えている。第2はE2E(End to End)オファリングである。E2Eとは戦略策定からシステム構築・導入までを一括して引き受けること。プロジェクト単位でお客様の抱える個別の問題を解決するというアプローチではなく、お客様が本質的に持っている課題をつかみ、仮説をもって議論し、包括的な解決策を提示して実行していく、というアプローチをとっている。

提案書を書き、仲間を集め、実行する

 倉重氏の講演が終わり、活発な質疑応答が行われた。

「働き方や組織のあり方を変えていかなければならないと思っている中間管理職も多い。しかしトップがそれに気づいていない場合は、どう変えていけばよいのか。トップにそれを気づかせる方法について教えてほしい」

 この質問に対して倉重氏は

「提案書を書くこと。そして仲間を集めること。これを実行することだ。これができないのであれば、トップの意識が変わるのを待つしかない」

と回答。また、

「モチベーション3.0を目指す人材を育成するにはどのようにすればいいか」

という質問に対しての倉重氏の回答は次の通り。

「人間が行動様式を変えるための要素は『価値観』『倫理観』『情報』の3つ。価値観や倫理観についてコミュニケーションして伝える。そして成長することの大事さを気づかせるのである。そのときに欠かせないのが、すべての情報オープンにしておくこと。例えば、経営者の立場になって考えろといっても経営者レベルの情報が与えられていないので、考えることは難しいからだ。いずれにしても成人式を終えた人にまだ教育というのはおかしなこと。自ら学習するのが当たり前。そういうところが変わったら、より高いモチベーションを目指す人材になってくれるはず」

 そのほかにもフィーの決め方や価格設定などについて質問がなされたが、それら詳細事項については次回以降の研究会で明らかにされていくはずである。シグマクシスを解剖していくことで、これから目指すべき会社の姿が見えてくる。いまの組織のままではまずいとは思っているものの、どう変えていいかわからないそんな人にぜひ、参加してほしい研究会である。