昨今「可視化」は経営のキーワードになっており、多くの企業でも取り組んでいる。ただ、シグマクシスのコンセプトは世の中一般でいわれているものとは少々異なると考えている。通常、「経営の可視化」とは、経営の現状把握をすることを指す。これに対しシグマクシスのそれは、先述したように「権限委譲、戦略的なマネジメント・アクションの実行を可能にするための仕掛けである」と捉えている。

目的は「犯人」ではなく「原因」を探すため

 可視化というと、普通の発想では「犯人探し」が主な目的だ。予算に対して売り上げの実績が未達だと、「どの部署が悪かったのか」「どの時期が不調だったのか」とブレイクダウンするのが可視化の一般的な手法である。一方、シグマクシスの可視化は「原因探し」。どこが悪かったのかではなく、「どうしてそういう結果になっているのか」「原因を探って改善や再発防止につなげたい」というのが根底にある。

 通常、可視化の対象は数値(結果)である。あるいは、営業日報などでどこの誰と会ったなどという行動報告。最終結果は月次で締めた実績レポートを見ないとわからないことが多い。またその実績レポートは、各部門スタッフの作成したレポートの集計となっており、フォーマットが異なっていたり、あるいは計算方法が異なるものの足し合わせになっていることも少なくない。

 一方シグマクシスの可視化は、結果(数値)や現状(数値、リスク/ヘルプ)を見ることだけではなく、可能な限り「予測」を可視化することにも重きを置いている。予測の数値とは、「誰がこの月いくら稼ぐ」というコミットメントを伴ったものである。またこれらの数字はリアルタイムで更新され、いつでもマネジメント・ビューアーで閲覧できる。また入力者は共通のシステムに入力するため、フォーマットも計算方式も統一されており、集計にワークロードとリードタイムをかける必要がない。