2011年秋から始めたユニークな学びの場「PoV Olympic」

 これらにプラスして、価値創造のダイナミズムを直接的に活性化する手段として導入したのが「PoV Olympic」である。PoVはPoint of viewの略(視点)。PoV OlympicはCEOアジェンダ(経営陣が考えるべき重要課題)に対する視点を30分から60分にまとめたプレゼンテーション・パッケージ資料。課題解決策の実行計画まで、網羅できれば、ひとつのサービスとして成立するストーリーだ。

 シグマクシスがPoVを持つことの意義は3つある。ひとつはコンサルティング・マーケットにおけるポジションニングが確立できること。次に、PoVが明確であれば、細かい各論のプロジェクト単位ではなく、大きな経営課題の単位でお客様に提案し、課題解決を行う「プログラム・アプローチ」が可能となる。最後に、プログラムが多数獲得できることで、企業のCXOアドバイザーとしての地位も確立できる。

 PoV Olympicの実施を決めたのは、2011年秋。当初は4月末、10月末に開催されるシェアリングデーの開催に合わせ、オリンピックで1位、2位、3位を決めようという計画で始まった。しかし実際に実施したところ、点をつけることに意味はないのではという議論になった。そこでオリンピック方針を改めて作った。PoV Olympicは、PoVに関する認識を共有する場であり、CEOアジェンダ・視点を学ぶ場。オリンピック委員会は、順位ではなくPoVのパイプラインを管理する。四半期ごとに実施し、順位ではなく、価値・品質を競う。Authorized(完成)と評価されれば、SX Awardとして表彰される。またHonorable Mention(高い成果)であれば貢献度評価などに反映される。改善があれば、同一テーマで再チャレンジが可能。テーマ適性や完成度を勘案し、メディア発信を図る。例えば前回のPoVで「High Quality」に到達したテーマは、日本経済新聞電子版2周年の講演で発表され、新聞にも掲載された。