イベントを多重な意味で活用する

 ここまで見てきたようにイベントは大きく3つの目的で使うことができます。忙しい参加者を一堂に集め、主催者側の準備・実施コストをかけるイベントだからこそ、その1回に複数の目的・意味を込めて実施することが、経営にインパクトをもたらすイベント・フォーカス・マネジメントを実践する際の重要なポイントです。

 例えば、先ほどあげた表彰式の事例では、表彰対象者のモチベーションUPだけではなく(Promoting)、非表彰者へのナレッジシェア(Sharing)を目的として企画できることはもちろん、表彰する側のマネジメントスキルを高める目的に活用できることをお伝えしました。研修旅行の事例では、研修という学びの機会に旅行というモチベーションやロイヤリティUPの要素(Promoting)を加えているのはもちろん、その研修旅行に参加したメンバー同士の相互理解が進み、同じ釜の飯を食べた仲間としてのチームビルディングをはかることができる(Building)機会としても活用できます。

 会社の創業周年を祝う「周年イベント」を実施する企業も多くあります。ただ、儀礼的な式典としてのイベントに留まっていたり、過去の歩みを社史にまとめてレビューするイベントとして留まっているケースもあるようです。これまでの歩みの振り返りと共に、これからの戦略を今一度共有し(Sharing)、集った参加者を次の周年を迎えるための同志として束ね(Buliding)、会社としての期待を込めたメッセージの発信やイベントの演出を施すことで、社員のモチベーションとロイヤリティを高める(Promoting)。「周年イベント」1つとっても、やり方次第でここまでの意味と目的づけをして実施することが可能です。

 イベントを単発ではなく企業経営とリンクさせて使う「イベント・フォーカス・マネジメント」を実践するには、まずイベントを多重な意味で活用することが重要なポイントです。

◎無料セミナーのご案内

人の成長には“節目”や“きっかけ”が必要ですが、時代とともにそのカタチを変える必要があるのではないでしょうか。そんな人材育成の新しいスタイルのご提案が、本セミナーの趣旨です。ぜひご参加ください。

『~正解のない世の中に対応!~
  社内イベントの新しい使い方で組織と人材の活力を引き出す!』
日時:2012年12月18日(火)15:30~
会場:(株)リンクアンドモチベーション本社5階
〒104-0061 東京都中央区銀座3-7-3 銀座オーミビル
セミナーの詳細、お申し込みについては、以下をご覧ください
http://www.link-ep.co.jp/seminar/20121116_101

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この度、各企業・団体様の社内イベント導入・実施事例を集めた「イベント事例サイト」をオープンしました。企業における「コミュニケーション」の重要性が叫ばれる中、ソーシャルメディアをはじめとするバーチャルでのコミュニケーションが増える昨今において、周年式典や社員総会、表彰式、懇親会、スポーツイベントなど社内イベントを組織活性や人材の活力向上のために有効活用している企業様のインタビュー、活用事例を掲載しております。ぜひご覧ください。
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