吉岡:最近は「部下なし〇〇長」の方が増えていて、階層別研修などで「そのうち部下もできるだろうから」ということで、育成に関わるスキルも扱ったりするんです。でも、“そのうち”が来た時には忘れてしまっているかもしれない。その点、本当にムダがないというか、効果に直結するというか、よく考えらいらっしゃる。

成果は出し続けなければいけない

櫻井:それもこれも“投資”ですから。シスコはその点にはシビアで、それらの取り組みが本当に成果につながっているか、トラックしているんです。結果が出るまではこちらもドキドキするわけですが…。新人たちと育成に関わってきた皆さんのおかげで、一応「新人研修を受けたメンバー」と「受けていない(同時期に入社した)中途のメンバー」でのリファレンスでは、「新人研修を受けたメンバー」のほうが成果をあげている、という数値が得られています。

吉岡:きっちりと成果を見える化していることもスゴいですが、そこで結果が出ている、というのはもっとスゴいですね。

櫻井:いろいろな意味で、成果は出し続けなければいけない。特に、私達のように技術の最先端にいて、それをどのように社会に役立てていくか、を考えていく役割のある企業では。

吉岡:ありがとうございます。最後に締めのメッセージをお願いできますか?

櫻井:そうですね…。じゃあ、これは新人研修などでも締めにお伝えしている内容ですが、アフリカに古くから伝わる格言です。

Every morning in Africa, a gazelle wakes up. It knows it must run faster than the fastest lion or it will be killed.
(アフリカでは、毎朝、ガゼルは目覚めると「一番速く走れるライオンより速く走らなければ、食べられてしまう」という現実を思い出す)

Every morning a lion wakes up. It knows it must outrun the slowest gazelle or it will starve to death.
(毎朝、ライオンは目覚めると「一番走るのが遅いガゼルより速く走らなければ、飢えて死んでしまう」という現実を思い出す)

It doesn’t matter whether you are a lion or a gazelle. When the sun comes up, you better start running
(お前が、ライオンなのかガゼルなのかに関わらず、太陽が昇ったら、とにかく走り始めるのが良いのだ)

吉岡:ありがとうございました。

*会社名・役職名等は、2012年8月時点の情報を使用しております。
*本コラムにおける記述、図等を使用されたい方は、必ず事前に株式会社エイチ・アール・ディー研究所の許可を取ってください。