次に、個々人の自己啓発の実態については見てみましょう。1人当たり平均延べ受講時間は、正社員で79.8時間(〔H22〕83.1時間、〔H21〕74.3時間)、正社員以外で90.5時間(〔H22〕82.3時間、〔H21〕66.5時間)となっています。正社員以外の自己啓発に取り組んでいる割合は2割弱と低い状況ですが(図3参照)、受講時間は正社員よりも多いことが判明しました。特に、その受講時間の伸びには目を見張るものがあります。

 自己啓発の実施形態としては、「ラジオ、テレビ、専門書、インターネットなどによる自学、自習」(正社員50.2%、非正社員51.6%)、「社内の自主的な勉強会、研究会への参加」(正社員25.2%、非正社員27.2%)、「民間教育訓練機関の講習会、セミナーへの参加」(正社員21.9%、非正社員15.1%)の順となっています。通信研修の受講割合はは、正社員で20.8%。正社員は通信研修を、講習会やセミナーなどと同じように活用していることが伺えます。ただし、正社員以外の活用状況は7.7%と低く、企業による通信研修を活用した自己啓発支援は正社員が中心になっている可能性を示唆しています。

 自己啓発を行った者のうち費用の補助を受けた者は、正社員では38.8%、非正社員では24.0%となっています。