後期OJTの全体像
トレーニーの「成長課題」とトレーナーの「育成課題」は表裏一体

 改めて、OJT後期の全体像に目を移します。

 前回も紹介しましたが、後期OJTはトレーニーの成長曲線が育成のゴールイメージを目指して上がって行きます。その仕上げとなるのが一年間で一番大きな仕事(任せ・きる)です。

 ここに上がるにあたって乗り越えるべきテーマがOJTの課題でした。図3で「強みを伸ばす」「苦手領域を克服する」といった二つの矢印が「トレーニーの成長課題」です。そしてそのサークル内、かつ矢印(成長課題)の外側の地色を見ていただきたいですが、ここがトレーナーとしての「育成課題」といえます。

・自分で一度考え抜く(トレーニーの成長課題)
⇔介入せず、引き取らずにやり遂げさせる(トレーナーの育成課題)
・先手を打って動く(トレーニーの成長課題)
⇔TODOリストを催促せずに自分でやりきらせる(トレーナーの育成課題)

 上の例のように、OJTの課題とは、トレーニーだけでなく、それを乗り越えるべく支援するトレーナーとしての課題も表裏一体の関係にあることが今回お伝えしたいことです。