2018年10月に経団連が「就活ルール」の廃止を正式に発表し、新卒一括採用の見直しが議論されるなど、日本における新卒採用のあり方が変わろうとしている。売り手市場が続き、人材確保の難度が増すなかで、新卒採用に代わる手段として注目を集めているのが、「ミレニアル世代」ともいわれる、20代若手人材の採用だ。

 株式会社ビズリーチが運営する「挑戦する20代の転職サイト『キャリトレ』」が、同サービスで20代の採用を積極的に行っている企業3社の座談会を実施。アクセンチュア株式会社、Sansan株式会社、株式会社バンダイナムコオンラインの人事に20代優秀人材の採用の秘訣(ひけつ)に迫った。

ビズリーチ 四方(以下、四方):20代向けの転職サイトを運営するなかで、企業側の採用ニーズと、個人のキャリア観に大きな変化を感じています。有効求人倍率は年々上昇し、人材獲得競争が進むなか、少子高齢化の影響で特に20代の人口は減少の一途をたどっています。新卒採用の売り手市場は続き、2019年春卒業予定の大学生の求人倍率は1.88倍に上る状況です。このように新卒採用の難度が高まるなか、若手人材の確保の新たな選択肢として注目されているのが20代の中途採用です。

株式会社ビズリーチ キャリトレ事業部 セールス&マーケティング部 兼 クライアントグロース部 部長 四方 秀一(よも しゅういち)
2005年株式会社リクルートに入社。営業として最大手企業の採用支援を担当後、国内最大の新卒マッチングメディアの営業部長・商品企画部長を歴任。2018年ビズリーチ入社後は、挑戦する20代の転職サイト「キャリトレ」の事業企画・セールス部門の責任者を担う。

 20代のキャリア観形成には、技術革新による新たな雇用やビジネス環境が大きな影響を与えているといえます。終身雇用という概念はなくなりつつあり、組織に依存する働き方から大きく変わろうとしています。「キャリトレ」で調査した結果、今の20代は「転職」に対して、ネガティブな印象は少なくなっており、さらに「どこで働くか」よりも、「何をするか」を重要視していることがうかがえます(下記参照)。このように、企業の採用ニーズが高まり、20代の転職に対するハードルが低くなるなか、若手の転職市場はますます活況を呈していくと考えられます。