夫の家事能力も開花 子どもがかわいくなった

 働き始めて、「子どもってこんなにかわいいんだ。保育園でこんなに楽しくやっているんだね。私も頑張ろう!」と前向きな気持ちになり、家庭がうまく回るようになりました。昼は仕事、夜から朝までは子どもに集中するというメリハリがあるほうが、私には向いていると実感しました。

――働き始めて、旦那様はいかがでしたか?

 精神的に落ち着いてきた私を見て、「働いているほうがいいんだね」と。そして家事に協力的になりました。家事の時短のために私が「食洗機を買おうよ」と提案したら、「そんなの買わなくていいよ。俺が洗うよ」と、毎晩洗ってくれるように。洗濯乾燥機の乾燥機がうまく使えないという話をしたら「それなら俺が干すよ」と毎日干してくれる。「ルンバを買おう」といったら、「そんなの買わなくていいよ、俺が週末掃除機かけるから」といって、実際かけてくれています(笑)。

 よく考えたら、夫も一人暮らし経験が長く家事が得意なんです。これまで私が人に上手に頼ることができず、家族で分担ができていなかったんだと反省しました。

――お仕事は、どんなことをされていますか?

 10年前に入社した時から今までずっと商品部でデリバリーをしています。デリバリーは、海外に発注した商品を輸入し、日本各地の倉庫に入れて、お店に納品するという商品調達と在庫管理をする職位です。

 最初は、正社員のサポート業務で、布団やマットレス、枕などを扱うチームで、帳票作成などの事務的な仕事を行いました。慣れてくると事務作業だけでは物足りなくなってきて、社員の方に「どんな仕事をしているんですか?」と聞いて、「ぜひ、私にもこの仕事をやらせてください」と自ら志願して、社員の方の仕事の一部を行うようになりました。

 半年間のパートの時期が過ぎると契約社員になり、正社員と同等の仕事を任されるようになりました。職場では思ったことを自由に言える雰囲気があり、「こうしたほうがいいのでは?」と私が言ったことも気軽に耳を傾けてくれ、取り入れてくれました。

 会社によって、やり方の違いってありますよね。以前勤めていた会社のやり方のほうが効率的だと思って提案をすると喜ばれたこともありました。また当時は社員に女性が少なかったので「女性のお客様はこういう視点で選ぶと思います」と伝えて意見を採用してもらうことも増え、大きなやりがいがありました。

自分から提案し続け、宮澤さんは、自ら仕事の幅を広げてきた
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――そして、第二子を妊娠されたんですね。

 はい、次の子どもを産むまでは、「3年はしっかり働こう」と考えていました。3年くらい働かないと一人前の力はつきませんし、周りからも認めてもらえないと思って。働き始めてちょうど3年たったくらいで妊娠が分かり、産休に入りました。下の子の出産後は、前回のように行き詰まることはありませんでした。子どもが一人から二人に増える大変さはありますが、仕事復帰の時期が見えていますから。また、上の子のおかげで保育園のママ友ができ、一緒に遊んだり、情報交換したり、楽しい時間も持てました。

 春の保育園入園の時期に合わせて、出産後半年ほどで復帰。時短勤務で働き、18時に保育園に迎えに行く生活になりました。