「アクションプランシート」で若手育成をフォロー

細川:原さんは若手の育成も担当されているのでしょうか?

原:若手の育成は直接の担当ではありませんが、研修全般をスーパーバイズしていますので、最近の若者の難しさみたいなものは感じながらやっています。目的は同じで、一人ひとりが行動変容してもらえるようなプログラムを心掛けています。

 入社後、新人研修を一定期間やって終わりではなくて、研修後に再集合してもらってフォローアップする機会を設けています。その間は「アクションプランシート」(下記)をつくって、自分で行動を変化させられるように、メンターや上司も巻き込める業務日誌のようなものも取り入れるなど、いろんな形でフォローアップも大切にする仕組みにしています。

細川:素晴らしいですね。

1年目アクションプランシート(ビジネスコーチ提供)
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原:枠組みはよいのですが、現場で実践してもらうにはかなり苦労があります。

細川:メンター制度で新人の行動変容は進みますか?

原:メンターの取り組み具合、関与度合いによっては大きく変わると思います。

細川:メンターはどのように関与するのでしょうか?

原:若手社員が「アクションプランシート」を記入して、それを上司とメンターで共有しながら、2週間に1回程度、電話や対面で定期的に話をしてもらっています。

細川:フォローアップをするようになって、以前の新入社員と比べて、どのような変化を感じていますか?

原:私もまだ5年しか在籍していませんし、新人の資質やリアクション、学習の仕方も変わってきています。単純に比較するのは難しいと思います。

細川 馨(ほそかわ・かおる) ビジネスコーチ株式会社 代表取締役
細川 馨

 外資系生命保険会社に入社し、支社長、支社開発室長などを経て、2003年にプロコーチとして独立。
 2005年にビジネスコーチを設立。エグゼクティブコーチ育成のスクールを主宰。著書に『あなたの成果が爆発的に飛躍するできる仲間の集め方』(日経BP社)、『上司は社員と飯を食え』(日経BP社)、『「右腕」を育てる実践コーチング』(日本経済新聞出版社)など。

※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。