実際に、ソフトバンクが昨年の11月に社員の副業希望を募ったところ、年末までに130人が応募したそうです。朝日新聞の記事には、学生時代に学んだデザインスキルを生かし、休日に友人の看板店を手伝っている社員が紹介されていました。それによって収入が増えるのもさることながら、「一目でぱっと分かる」看板づくりの技術が本業でも役立っているとのことでした。

 このように、副業ではこれまで趣味の範疇にあったことが大いに役立ちます。こうした時代に「会社で与えられた仕事がすべて」では、立ち遅れてしまうことは明らかです。

 私たちは100歳まで生きる可能性が大だということを忘れないでください。年金が全くあてにならないなかで、また、どんなビジネス環境になっていくのかも不透明ななかで、80歳くらいまでなんらかの形で収入を得ていくためにも、今の仕事以外に趣味を充実させて幅広い人間力を磨いておくことが重要な財産となるでしょう。

 それに、長い人生、趣味もなく過ごしていてはつまらないではありませんか。私のように、いくつになってから新しいことを始めてもいいのです。

参考書籍:
40歳を過ぎても「会社に必要とされる人」でいるための学ぶ技術
石田 淳 著 / 日経BP社

石田 淳(いしだ・じゅん) 株式会社ウィルPMインターナショナル 代表取締役社長兼最高経営責任者
石田 淳

 米国のビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジ。「行動科学マネジメント」として確立。その実績が認められ、日本で初めて組織行動の安全保持を目的として設立された社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事に就任。グローバル時代に必須のリスクマネジメントやコンプライアンスにも有効な手法と注目され、講演・セミナーなどを精力的に行う。趣味はトライアスロン&マラソン。2012年4月には、世界一過酷なマラソンといわれるサハラ砂漠250kmマラソン、2013年11月に南極100kmマラソン&トライアスロンともに完走を果たす。著書に、『短期間で社員が育つ「行動の教科書」』(ダイヤモンド社)、『40歳を過ぎても「会社に必要とされる人」でいるための学ぶ技術』(日経BP)など多数。

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※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。